column01[お悩み]
筋肉、腱、靭帯のそれぞれの役割
2021.10.08
おはようございます。
川崎市麻生区新百合ヶ丘の整体「リラクゼーション整体流民」の豊です。
今回は用語解説の記事を書きたいと思います。
普段よく聞く言葉だけど実は正確には把握していない言葉ってたくさんありますよね。
なんとなくで通じてしまうので正確な意味はあまり気にしないですよね。
というわけで今日のテーマは『筋肉』と『腱』と『靭帯』の違いって?」
というお話を解説させていただきます。
動画にもしてありますので、読むのがめんどくさい方はこちらをご視聴ください。
靭帯を痛めた!とか腱鞘炎で痛い!とかなんとなくよく聞く言葉ですが靭帯、腱、筋肉は別々の役割を持ち、それらが正常に働くことで体が思い通りに動くんですね。
体のことをしっかり知ることで、セルフケアを行う際もただこういうストレッチがいいんでしょ?というより感覚より、しっかりここに効かせたいと思ってやる方が絶対効果は高いですよね。
なので、体のことを理解することは結構重要なんです。
筋肉
それでは筋肉!
筋肉の特性としましては
・骨と骨をくっつけます。
・伸び縮みする事で、骨を動かす事ができます。
・意識的に動かす事ができます。
ここで重要なのが意識的に動かせるというのが筋肉の大きな特性です。
体を動かす上で、脳からの指令で筋肉が動き、体が自由に動かせるのです。
実は意外なことに脳は縮める指令しか出せないんです。
伸ばすという指令は別の場所に縮める指令を出し間接的になばしているに過ぎないのです。また、筋肉を緩めるという行為は縮める指令をストップさせることでジワジワと緩めるのです。
筋肉が凝るというのは縮めっぱなしで緩まなくなってしまった状態なんですね。
腱
次に腱です。
腱の特徴としましては
・筋肉と骨をくっつけます。
・筋肉が骨にくっつく最後の部分の事です。
・固い繊維で意識的に動かせません。
先ほどの図で言うと
ここの部分です。
腱は筋肉と骨の決着剤としての役割があるため、繊維が硬くなっております。
骨を動かす際に大きな力が加わるため、ここは強固でなくてはいけないんですね。
腱鞘炎は親指と手首を繋ぐ筋肉の腱を痛めて炎症を起こしている状態です。
腱鞘炎はパソコンのキーボードやマウスなどで反復的な操作をしたり、スマホを長時間操作する人、ピアノなど指を多く使う楽器を演奏する人、グリップやボールなどを握るようなスポーツをする人などに多くみられます。
靭帯
それでは靭帯と一体なんでしょうか?
靭帯の役割は
・骨と骨をくっつけます。
・腱よりも強い繊維です。
・腱と同様に意識的に動かす事はできません。
一見、腱と似たような働きをしているように感じますが、場所が違うのです。
靭帯は骨の端っこと端っこを結合させるものなのです。
いわゆる関節付近に多くあるものなのです。
膝や、足首などがイメージしやすいと思います。
腱は筋肉を縮める事で骨を動かす役割がありますが、靭帯は関節部分にあり、関節を曲げる事を手助けさせるためのものです。
また靭帯には関節が動ける範囲を超えて動かし過ぎたり、伸ばされ過ぎたりしないよう安定させる大事な役割もあるのです。
最後におさらいです。
筋肉の特性としましては
・骨と骨をくっつけます。
・伸び縮みする事で、骨を動かす事ができます。
・意識的に動かす事ができます。
腱の特徴としましては
・筋肉と骨をくっつけます。
・筋肉が骨にくっつく最後の部分の事です。
・固い繊維で意識的に動かせません。
靭帯の役割は
・骨と骨をくっつけます。
・腱よりも強い繊維です。
・腱と同様に意識的に動かす事はできません。
いかがでしたでしょうか?
筋肉、腱、靭帯はそれぞれが体を動かす役割を果たす事で、体が動くんですね。
僕らの体が動くためにはいらないものはないんですね。