column01[お悩み]
登録販売者が伝える水虫薬解説①
2021.08.16
こんにちは😄
新百合ヶ丘の整体、リラクゼーション整体流民の豊かです。
僕は以前、ドラックストアで店長をさせて頂いておりました。
その為、薬が販売できる「登録販売者」という資格を持っています。
当店では日々お客様のお悩みをお聞きする機会があるのですが、そんな中であまり人に聞きずらい悩みもあります。
それの中の1つが水虫です。
動画でも解説してますのでもし宜しければこちらをご覧ください↓
水虫に対して皆さんはどんなイメージをお持ちでしょうか?
おじさんっぽい、うつる、気持ち悪い、恥ずかしい、治らない、などメガティブな印象が多いですよね!
その印象のせいで、相談しづらく、しっかり治せるかもしれないのに、その方法を知らない方が多いのです。
実は日本人の5人に一人が水虫と言われています。
(無症状含む)
もちろん、すべての水虫が治せるわけではない!
でも多くの水虫は一般市販薬で正しい方法で治療すればしっかり完治できるのです。
しっかり全部話すには長くなります。その項目はこちらです。
項目
・水虫市場
・水虫とは
・水虫の特徴
・感染経路
・水虫の症状
・水虫かそうでないか
・薬の塗り方
・一般医療医薬品が使えない人
・薬のタイプ
・おすすめのお薬
・対策
・ベストな対処の方法
かなり長いですよね。
というわけで4つの記事に分けて解説していきます。ぜひ全ての記事をよく読んで頂き水虫でお悩みの方は完治させちゃいましょう。
今回は
・水虫市場
・水虫とは
・水虫の特徴
を解説していきます。
▶︎水虫市場
もともと、水虫は昔は、特にスポーツ選手がなりやすい病気でした。
英語ではアスリーツ・フットとも呼ばれ、汗をかき湿度が高ところで感染してきました。
それが、革靴を履き、一生懸命働くサラリーマンのお父さん達の間でさらに広がりました。
革靴は外に湿気が逃げずらいので特に蒸れやすいですからね。
水虫のイメージってこの辺の時代から「おじさんっぽい」というイメージがついたんですね!
そして、その後、女性が社会進出してきて、女性でもパンプスやストッキングなど一日中履く環境ができて、水虫患者が増えていったと言われています。
しかし、その後、医薬品メーカーの努力の成果でしっかり治せる医薬品が開発され、一般市販薬で発売されたため、縮小傾向になってきたと言われています。
そうなのです!
今、水虫患者は減ってはきているのです!
なかなか治らないで有名な水虫ですが、それは水虫の特徴と正しい知識と治療があれば、完治できるんです。
▶︎水虫とは
それでは水虫って一体なんなの?
白癬菌というカビの菌が足などに繁殖する病気なんです!
カビなの?って
僕も最初はカビっていうのに抵抗感があったのですが、業界では割と普通なので、今は気になりませんが、初めて聞くとちょっと嫌な感じがしますよね。
それもイメージを下げる要因のひとつかもしれません。
この白癬菌は皮膚の角質層に寄生するんです。
割と、表面に近い場所を住処にしているですが、ちょっと内部というのも実はポイントなんです。
実は足だけでなく手、体、爪、頭、太ももの内側の角質層で繁殖することもあります。
その際、病名も変わります。
手・・・手白癬
体・・・ゼニタムシ
爪・・・爪白癬、爪水虫
頭・・・しらくも
太ももの付け根・・・インキンタムシ
なんて呼ばれます。
爪白癬は後ほど詳しく話しますが、これは一般市販薬では効きません。
▶︎水虫の特徴
白癬菌は高温多湿を好見ます。湿度70%以上、温度15℃以上になると活発になり繁殖するんです。
人間もそうですよね!
北極とか南極は人間が住める環境ではないので、人は増えないですよね。
白癬菌は高温多湿のめちゃめちゃ居心地のいい環境で、さらに餌となるヒトの皮膚のアカ(ケラチン)を食べて増えていくんですね。
まさに、白癬菌にとって人の足はオアシスなんです!
それに比べて人間社会はストレスいっぱいで生きずらいなーなんて言って
せめて白癬菌には生きやすい環境を・・・なんて白癬菌に寛容になってはいけませんよ。
もちろん、高温多湿という事からも足はベストですが、頭とか、太ももの付け根とかで増えるのも何と無くわかる気がしますね。
先ほとお伝えしましたが、白癬菌は皮膚の表面のもう1つ内部に入った角質層で増殖するんです。
これが若干厄介で、よく言われる指の間で皮がむける症状というのは角質層から出てきた白癬菌が悪さをしているだけなんです。
白癬菌は一年の中で、6月~8月ぐらいの高温多湿の時期に活動的になり増殖をし皮膚表面に出てきます。
そして冬場になるとまた角質層に潜むんです。
そうなると見える部分の症状がなくなり、治ったんじゃないかと錯覚したり、気にしなくなったりします。
そこが水虫が完治しにくいと言われる理由の1つなんですね!
しかし、ピークは夏場ですが、今は、昔と違い、冬でも暖かい環境を維持することができますし、女性はブーツなど高温多湿の状態も多く作ってしまえるので、冬でも症状が出ることもあります。
▶︎今回のまとめ
・水虫市場
もともと、範囲の狭い病気だった水虫ですが、ライフスタイルの変化から働き盛りの男性に広まり、女性の社会進出で国民全体の5人に1人まで拡大しました。
しかし、効きの良い一般医療医薬品の開発で今は減少傾向にあります。
でも、そのイメージか相談しづらくしっかりとした治療法が伝わっていない状況です。
・水虫とは
白癬菌というカビの菌が足などに繁殖する病気です。
皮膚の角質層に住み着き増殖します。
また、足以外にも全身に住み着き悪さを働く厄介者です。
・水虫の特徴
高温多湿を好み主に6月~8月に症状が出やすい病気です。
症状が出てなくても角質に潜んでいる可能性があるため、治療の完治が難しいのです。
次回はこちらの内容を記事にしていきます。
項目
・水虫市場
・水虫とは
・水虫の特徴
是非次回の記事もお読みください。
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