column02[症状コラム]

ぎっくり腰の初期対応

2021.10.07

こんにちは、新百合ヶ丘の整体「リラクゼーション整体流民」です。

ぎっくり腰・・・

重いものを持ち上げた時、落ちたものを拾おうとした瞬間や、ただ立ち上がっただけ、咳をしただけ、口をゆすいだだけ・・・

こんな時にグキって腰に激痛が走って動けなくなった経験がある方も多いと思います。

そんなときは焦りますよね。

現代人は忙しいです。

その日の予定が何かしら詰まっていてその予定を崩すわけにはいかないけど、動けない!こんなとき困りますよね。

そんな方のためにぎっくり腰になってしまった直後の対処法を5つのステップに分けて解説して行きたいと思います。

というわけで、今回はぎっくり腰の初期対応のステップについてお話ししたいと思います。

ぎっくり腰とは!?

ぎっくり腰とは急性腰痛症なんて言われ方もします。読んで字のごとく急に痛みを発する腰痛ですね。

実はぎっくり腰の起こるメカニズムはあまりハッキリしてしていません。

しかし、普段から腰に負担がかかり、あるきっかけで、腰回りの筋肉や、筋膜、関節、人体、その他の何かを痛め、激痛が走る腰痛なのではないかと言われています。

なので、ぎっくり腰をしてしまう方は一度自分の私生活で腰に負担がかかっている動作や姿勢がないか、確認して見ましょう。

また、似た症状で稀に椎間板ヘルニアや圧迫骨折など重い怪我である可能性もありますので注意が必要です。

ぎっくり腰の原因

原因は正確にはわからないとは言ったものの、腰に負担がかかって起こる事は間違いありません。

それでは腰の負担を減らせば、ぎっくり腰を回避できそうですよね。

その方法は大きなものから小さなものを言い出すときりがないので、実は股関節の硬さが重要だったりするなんてこともあります。

腰じゃなくて股間節!?って思いますよね。

そうなんです!股関節がしっかり稼働する事こそ、腰の負担を軽減に繋がるんです。

ここについてはまた別の動画で詳しくお話ししたいと思います。

ぎっくり腰直後

ぎっくり腰のステップをお伝えする前に、ぎっくり腰になってしまった場合、動かすべきか安静にするべきかという話をさせてください。

「ぎっくり腰の時は安静にしておいたほうがいいよー!」

とか「いや、少し動かしたほうがいいんだよ!」

とか色々、言われてますよね。

答えは「痛くない程度に動かす」です。

なぜ、痛くない程度に動かす事が大切なのかというと、

そもそも腰痛は腰に負担がかかっているから起こる症状ですよね。

腰に負担がかかっている状態というのには主に2パターンあります。

「腰を動かし過ぎ!」という理由と「腰を動かさなすぎ」という理由があります。

「動かしすぎ」というのは体に過度に負担がかかり、筋肉や、筋膜などを傷つけるというものです。

それでは「動かさなさすぎ」というのは、一見、筋肉を使っていないように思えますが、実は固定するための筋肉を使っている状態なんです。

ただ、動かすための筋肉より、弱い力で済む為、無意識に使っているケースが多いんです。

なので筋肉を使っている自覚があまりないんです。

人は立ってるだけの時、座ってるだけの時、寝てるだけの時、全て無意識に筋肉を使っているんです。

なので、長い時間同じ姿勢をとるという事は、一部の筋肉を超持続的に使い続けているということになるのです。

そう考えると、動かない、もしくは動けない状況というのがどれだけ体に悪影響か問う事が分かると思います。

それにはメカニズムを理解するとわかりやすいです。

ぎっくり腰のメカニズム

ぎっくり腰直後は腰周りの何処かに炎症が発生している状態です。

筋肉なのか筋膜なのか、靱帯なのか関節なのか、どこかしらに炎症が起きています。

炎症は、免疫システムによって、感染や外傷から組織へのダメージを防御するために生じる生体の正常な反応です。炎症が起きることは、身体の回復を図ることにつながっているのです。

ぎっくり腰直後のステップ

1、楽な体勢を見つける!

2、落ち着く

3、痛みが治まってきたら少しづつ動かしてあげる

(仰向けになり膝を曲げて膝を揺らす)

4、四つん這いになり、ハイハイをする

5、ゆっくり立ち上がる

注意点

この時、注意点がございます。

絶対無理はしないという事です。

落ち着くという所と少しかぶるのですが、キックリ腰直後は焦ります。

その他と、だいたいの方は予定があり、その予定が崩れるのがいやだからです。

今、ご視聴いただいてる段階では十分ご理解いただけると思うのですが、実際はやはり焦ってしまうものです。

早く動けるようになりたくて無理しちゃう方がほとんどなんですね。

無理に動かすと、炎症が広がり、その後の回復が遅れる結果となるのです。

痛くない体制で深呼吸をして一度落ち着きましょう。

痛いときは無理にステップを進めず、楽な体制でやすみましょう。

ここをほぐす

腰骨の下あたりの筋肉に大腿筋膜張筋という筋肉があります。

これが股関節の稼働域に重要な筋肉で、ここをほぐしてあげると腰への負担が減り腰痛が楽になります。

体が動かせるようになりましたら、ここをグーと押しながら、上半身を前や横に動かして見ましょう。

感覚としては痛気持ちい感じがベストです。

動く事で大腿筋膜張筋が刺激されほぐれて行きます。

いかがでしたでしょうか?

ぎっくり腰はなった瞬間は今後のこと色々考えてしまいます。

しかし、そんな時こそ焦らず、このステップを踏んでいただければより早く回復して行きます。
焦りが一番の大敵です。